なぜメディカル正体が分かるのか

色々な顔

似顔絵師に人を見る目があるか

年間千人近く似顔絵を描く生活を10年送ってます

かといって顔相が分かるようになったわけではないです

映画 顔相師

似顔絵を描いてるというと そういう特殊能力があるかのように思われがちですがw

ただ不思議なことがいくつかあるのでネタとして紹介したい

似てないのに親族だと分かる人々

どうみても似てない親子や兄弟っているじゃないですか

中川家のご兄弟とか

お客様でもお子様 兄弟姉妹 1人がお痩せさんで一人がふっくらさんだとか似てない方もおられるわけです

しかし不思議と描いてると明らかに兄弟だと分かるんですね

当然 遺伝子だから眉がそっくりとか耳の形が同じだとかあるわけだけど そういうのが違ってもそうだと分かる

先日 描かせていただいた お母さまと息子さん 明らかにパーツも位置も体形も違うんです 遺伝子的に違う感じがある

しかし、誰が見てもソックリ親子でママ友さんから見てもおんなじだと言われてしまうとお聞きしました

夫婦が年月を共にすると似てくるっていうのとも違うんですよね

あきらかに ご親族だという”何か”があるのです

「不思議ですね~何でかしらね」って話で盛り上がりました

看護師さんや医者や介護士さんが分かる

お客様のプライベートは基本詮索しないですが

時々「ひょっとして看護師さんですか…?」なんて聞いてしまうことがあります

失礼してすいません

医療の人はかなりの割合で分かります

親族に医療関係者が多いからかもしれませんが…

どんだけチャラい(失礼)服装や髪色をしていても 背筋が伸びていて 首のまわりが妙に清潔感がある

そして、醸し出る 責任感(命を預かる人特有の)や危機意識がそういう雰囲気を出しておられるのかもしれません

先日「いえいえそんな立派な仕事してませんよ~」と笑う方と雑談のあげく、薬剤師さんだと分かりました

ホラー逸話

恐ろしいエピソードですが

悪い感じの人は露骨に分かる時があります ヤバ目系の目的がある人ね

もちろん絵の元になるお写真はいかにもな容姿ではありません!善良で優しそうで笑顔です それなのに分かる時がある

過去に描いてるうちに気分が悪くなってしまう経験がありました

もちろん注文時には良いことばかり言ってこられるのですが、描いてるうちに吐き気を催して(ホントに吐いてしまう)ことがあり 不思議とそういう注文は途中で立ち消えになったりします

作業時間が反故(赤字ですね)になりその時は(´;ω;`)ですが

後からその注文(写真が注文主とは限らない)が詐欺や反社集団だったことが判明したことが数回あり びっくりしました

似顔絵描きにくる人ってたいてい嬉しくて幸せで家族や友人思いの人が多いんです(当然ですよね絵を記念にしたりプレゼントしようとする方々なんだから)

描いていると お金をもらうくせにw 幸せの御裾分けを存分に受けて浄化されてハッピーになってしまいます

そういう方々ばかりお会いしているせいか 目立つんでしょうかね

※職業が悪い、という意味ではなく 描くこちらに対する悪い目的、という意味です どんなキワドイ事をなさってようが、家族のために恋人のために注文される方から悪い雰囲気は感じられません そこは誤解なさらないでください 職業当てが出来るわけではありません

なんとなく全てが分かる

とはいえ法律系の人 文系と 薬学化学の 理系の区別もなんとなく付いてしまうようになってしまいました…

一般的な接客業の人の言う服装とか持ち物も関係するとは思います

しかし、私が圧倒的に感じ取るのは雰囲気や存在感です

悲しい(?)かな同じ美術系の方も分かります

オタク系の話やら推しへの偏愛や こじらせた人生について妙に話が合うなと思ったら やっぱり絵を描く人だった…!

そういう方にお会いすると営業忘れて話こんでしまい これまた大変失礼してしまいましてすいません

そういう出会いが面白い&楽しいので対面似顔絵師はやめられませんねえ